補償内容は劣る?代理店型との事故対応の違いは?

ネット型自動車保険と代理店型自動車保険の補償内容は同じなの?

一般的に、ネット型自動車保険は代理店型自動車保険よりも保険料が安いと言われています。保険料が安いのなら、補償内容は手厚くないのでしょうか。実は、保険料は純保険料と付加保険料に二分され、付加保険料が保険料の差の要因となっています。付加保険料とは、保険会社の事業の運営費に充てられるもので、広告や人件費などが含まれます。ネット型自動車保険は代理店を持たないことから、この人件費にかかる分の付加保険料が安くできるのです。 純保険料は、支払われる保険金の原資となるものです。これについては、損害保険料率算出機構が自動車保険会社から事故に関するデータを集めて保険料率を算出しているため、保険会社間でほとんど差はありません。補償内容は純保険料をもとに計算して決まるので、ネット型であっても代理店型であってもほぼ同じになります。

ネット型自動車保険と代理店型自動車保険の事故対応は違うの?

事故対応は、ネット型自動車保険よりも代理店型自動車保険が手厚いというイメージがあります。しかし事故対応の流れは、事故受付・初期対応・事故解決とだいたい決まっています。そのため、ネット型自動車保険と代理店型自動車保険で、実際には違いはほとんどありません。代理店型では、事故を起こして気が動転しているときに、よく知っている保険代理店担当者に連絡をできるということが、対応が手厚いといういイメージにつながっていると言えます。ただし、実際の事故対応は代理店担当者が行うのではなく、保険会社が行うということは覚えていてくださいね。支払われる保険金には大きな違いがないので、ネット型と代理店のどちらの保険会社でも安心できます。